はてな限定短編小説 久しぶりの再会

グラスをふきんで拭いているとチャリンと鈴の音が・・振り返るとクランバットをつけた食いしん坊ハムが入ってきた。

ニッコリ笑い僕のところに走ってきてくっつく。

イチハム「よしねこさーん😊会いたかったぁ!!」

よしねこ「わかったわかった💦グラスがあるから一旦離れて💦」

イチハム「ハッ!僕としたことが失礼しましたぁ!」

僕から離れ敬礼するハム。

全く返事だけはいいんだから。

グラスを置き、

よしねこ「・・1ヶ月ぶりですね、今日は」

イチハム「鈴奈、また探偵の仕事なんですって・・僕も連れてけって感じ」

よしねこ「だってイチハムさんはお菓子を食べるだけでしょ、何も役に立ってませんよ」

イチハム「へへっ、僕はかわいいから、へへっ」

よしねこ「うぜぇ・・」

イチハム「なのでお世話になります、帰るのはわかりません😊」

よしねこ「・・またうるさくなるな・・」

イチハム「・・よしねこさん、桃まん😊」

よしねこ「来てそれかよ・・」

イチハム「ほぉらぁー僕お客さん😊」

よしねこ「はぁ・・」

イチハム「あれ?AYABARつぁんは?」

よしねこ「カフェ行ってるよ、終わっていない小説を書くんだってさ、このところストレスがたまっていたからな」

イチハム「ふーん、帰ったら僕が癒してさし上げましょうぞ、ムフッ」

よしねこ「そんな事言ってまたわけわからん方法だろ?どうせ」

イチハム「ぷぅ、ちゃうもん・・僕ずっとここにいたいな・・」

よしねこ「え?」

イチハム「鈴奈は相手にしてくれないしここに来ればよしねこさんが相手にしてくれる、よしねこさんだけなんですよ、こうやって僕が迷惑をかけても怒ってくれる、それで普通の会話になる、嬉しいんですよ、僕」

よしねこ「ほんとー迷惑だわ、お出口はあちらになりますので」

イチハム「ちょっ、待ってくれよぉ💦なんかフォローしてくれよ💦」

よしねこ「なんてね、冗談だって、本気にするとはハムもまだまだ修行が足りんなニヤッ」

イチハム「冗談じゃないって・・改めてよろしくお願いします😊」

よしねこ「こちらこそ、はい桃まんとダージリン

イチハム「おぉ、ありがとうございます、さっそく儀式を」

よしねこ「そんなことせんでいいから早く食べろ💦」

ハムは頬を膨らまし大人しく桃まんを食べるのであった。